着付けの習い事をはじめる前に
着付けの習い事で身につくスキルや知識、取得できる資格はどんなものでしょうか?着付けを習う時に必要な費用や期間についてもお教えします。
着付けの習い事ってどんなことを教われるの?ほかの習い事とのちがいは?
着付けの習い事では、着物の基礎知識から高度な着付けスキルまでを幅広く学ぶことができます。きもの着方教室いち瑠の各コースを例に、具体的にどんなことが学べるのかをご紹介します。
基本的な着付けの仕方
いち瑠の初級コースでは自分で着られるようになる着付け方法を学びます
足袋の履き方
実は着付けの基本ともいえる足袋。足元が美しく見えるサイズ選びや、短時間で履けてずっと心地よい履き方などをお教えします。
肌着の着方
着物を着るとき最初に身に着けるのが肌着(肌襦袢・裾除け)。
上下分かれているもの以外にワンピースタイプもありますが、どちらを選んでもOK。
汗や皮脂を吸って着物を汚れや傷みから守る、裾さばきをよくして歩きやすくなり着崩れも防げる、といった役割があります。
長襦袢の着方
着姿の美しさを決めるといわれる長襦袢。着付けが悪いと着崩れの原因にもなるため、崩れず美しさを保つ着方を丁寧にお教えします。
普段着の着方
日常で気軽に着られる紬や小紋といった着物の着付けが学べます。
気軽に着物のお洒落を楽しむにはピッタリの着物なので、着付けをマスターすれば早速お出かけで着こなすことができますよ。
名古屋帯の結び方
紬や小紋と合わせるのに最適な名古屋帯は、袋帯を簡略化して着付けやすくしたもの。着付け初心者でも比較的簡単に結ぶことができます。この名古屋帯を使って、帯の結び方の定番といえる「お太鼓結び」の中でも着付けが簡単な「一重太鼓」を習います。
フォーマル着の着方
礼装着といわれるフォーマルな場で着る着物の中でも、比較的着付けやすい訪問着の着付け方を学びます。訪問着は第二礼装(略礼装・準礼装)と呼ばれ、結婚式・披露宴はもちろん、入学式や卒業式などの式典、お宮参りや七五三、お茶会にも着ていける汎用性の高い着物ですから、これを習えば着物を着られるシーンがさらに広がりますよ。
袋帯の結び方
訪問着などのフォーマル着に合わせられるのが袋帯。その名のとおり、表生地と裏生地が袋状に縫い合わさっており、長さも4メートル以上あるため、結ぶには知識と技術が必要です。初級コースではこの袋帯を使った基本的な結び方「二重太鼓」を習えます。訪問着と袋帯を着付けられるようになれば、お友達の結婚式やお子さんの入学式などでも自分で着付けることができるようになります。
お出かけレッスン(課外授業)
普段着とフォーマル着の基本的な着付け方をマスターしたら、実際に着物を着てお出かけしてみるレッスンを受けられます。着物を着た状態で動いてみることで着崩れやすいポイントやそれを直す方法が学べますし、お出かけする場所に合わせた着こなしや立ち居振る舞いをマスターできるので、「習ってお終い」にならない実践的なレッスンとしてご好評いただいています。
さらに着付けスキルを磨く
いち瑠では、もっと着物を楽しみ美しく着こなしたい方のために、中級・上級・極みコースもご用意しています。
手早く美しく着る方法
外出には、待ち合わせ時間、劇場の開演時間、祝典の開始時間など時間制限がつきもの。着付けに多くの時間をかけられないこともあります。中級コースでは、できるだけ早く美しく着付ける技術を学びます。
個性を活かした着こなし方
普段着からフォーマルまで手早く美しく着こなせるようになったら、次に目指すのは個性の活かし方です。上級コースでは、着物が持つ特徴やあなた自身の個性を活かして、より一層の魅力を引き出すためのセンスを磨けます。
カジュアルとフォーマル、それぞれの着方
着物と言えば改まった印象を持つ人が多いのですが、着物にもカジュアルなものがあり、カジュアルな着物とフォーマルな着物では着付け方が違います。
極みコースではこの違いをしっかり覚えて、カジュアルの粋やフォーマルの品格、それぞれの良さを極めていきます。
着付けの習い事ではどんな資格が取れる?
着付けの資格には、国家資格の着付け技能士(1級・2級)のほか、民間資格として各教室が認定するさまざまな資格があります。国家資格を取得するためには2~5年の実務経験が必要ですが、民間資格はその資格の主催者が定めたカリキュラムをこなすことで取得できます。いち瑠では、「一般財団法人日本和裝協会」の認定校として、和装師範・和装上級師範・和装教授といった認定資格を取得することができます。これまでの資格取得者は5,000名以上(※2020年11月時点)。多くの方が着物初心者から資格取得者へとステップアップされています。
着付けの習い事はお仕事に役立つ?
着付けの習い事で資格を取れば、着物にかかわる職業に就く際にとても有利です。呉服店・結婚式場・美容院・ホテルなど、着付けの資格を活かす職場はたくさん。自分で着付け教室を開くこともできます。実際にいち瑠で認定資格を取得したのち、いち瑠の講師として活躍されている先輩もいらっしゃるんですよ。
★いち瑠の「一般財団法人日本和裝協会」認定資格制度をチェック
オプションで学べる着物知識
着付けの習い事では、着付け以外で着物生活に必要な知識やスキルも学ぶことができます。
いち瑠では、1回完結型の「1day講座」を展開。着物に似合うヘアアレンジ、浴衣の着付け方や着物のお手入れ術、和小物づくりや半襟付けなど、着物にまつわる知識や技術が身に着くさまざまな講座を定期的に開催しています。
着付けの習い事と他の習い事の違いは?
美しい立ち居振る舞いが身につくのは着付けの習い事の大きな特徴。美しい立ち居振る舞いは、容姿だけではなく人柄までも引き立ててくれますし、接する方からの信頼も増します。これは一生もののスキルといえるでしょう。
着付けの習い事に掛かる費用と期間
着付けの習い事にかかる費用には、入会金・受講料のほか、着物の代金・テキスト代・イベント参加費用・免許代などがあります。参考として、いち瑠のコースごとに掛かる費用と期間をご紹介しましょう。
入会金と受講料・受講回数と期間
・入会金…0円
・初級コース…1レッスン(2時間)500円×8回=4,000円(税込)(トータル約3か月)
・中級コース…1レッスン1,100円(2時間)×8回=8,800円(税込)(トータル約3か月)
・上級コース…1レッスン1,100円(2時間)×8回=8,800円(税込)(トータル約3か月)
着付けに必要なものの費用
まずは着物一式の費用ですが、肌に触れるアイテムである足袋・肌着・裾除けは自前でそろえる必要がありますが、いち瑠の初級コースなら、着付けに必要な着物と帯、小物類はすべて無料でレンタル可能。さらに、足袋・肌着・裾避けは受講料に含まれているので、習いはじめる時の出費が最小限で済みます。
※市販品を購入する場合、足袋が800円~2,000円程度、肌着・裾除けは1,500~4,000円程度が平均的です。
費用を抑えるためのチェックポイント
教室を選ぶ際には、入会金や受講料が良心的かどうかはもちろん、無料体験、入会金無料特典などがあるかどうかもチェックしましょう。講座時間の振替があるかどうかも重要なポイント。急用で講座に行けなくなった場合でも、振替がきけば受講料のロスを防げます。
いち瑠なら、入会金無料、初級コースは1回の受講料が500円と通いやすさ抜群の価格設定。もちろん無料体験もご用意しています。さらに、夜間コースや講座の振替もOKなので、ご自身のペースで通っていただくことができます。
着付けの習い事、まずは無料体験から
着付けの習い事を始める時に悩むのが教室選び。いち瑠の無料体験レッスンは、90分たっぷりと着付けの習い事を体感して頂ける充実した内容。実際に着物を着るので、教室の雰囲気や教え方などを確認することができます。
体験レッスンで使う着物や帯は、無料でレンタル可能。洋服の上から着物を着るので、肌着の用意もいりません。本当に「手ぶらでOK」なので、気軽に参加できますよ。
無料体験レッスンは、全国に約60ヶ所ある教室から選べて、インターネットかお電話でご希望日時をご予約可能。
予約が空いていれば当日参加もOKなので、「ちょっと行ってみようかな」と思った方は、お近くの教室の予約スケジュールを確認してみてください。