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きもの便利手帳

【令和版】祖母の着物を着るために知っておきたいこと

初詣の着物の着こなし

古臭い?祖母の着物を素敵に着る3つの方法

祖母から受け継いだものの、時代に合わない気がして着ていない着物。そのままにしておくのはもったいないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、昔の着物を素敵に着こなす方法を紹介します。

小物などを工夫して着物をそのまま着る

昔の着物(特に高度成長期のもの)は絹などの上質な素材が使われていることが多く、戦前に着られていたものはアンティーク着物とも呼ばれています。しかし、素材は良いもののデザインが古臭いと思う方は多いかもしれません。染の小紋柄や矢絣(やがすり)などの幾何学模様といった単品で見れば着こなしが難しい着物も、小物の工夫次第で雰囲気が一変します。

・帯…白地に水玉の帯を組み合わせるとキュートな雰囲気に。また、着物と帯の色にメリハリをつけると、引き締まった印象になります。
・帯留め…帯と同様に目線が集まりやすいところ。多色使いの帯締めを使うことで、都会的な印象になります。
・草履…鼻緒が一色使いだと地味な印象に、着物の産地で作られる織や染などの鼻緒を選ぶと今風になります。また、シンプルなデザインのブーツも着物にマッチします。
・アクセサリー…古い着物も洋装とミックスするとコーディネートがしやすくなります。カチューシャは着物コーデにも使えるので持っておくと便利。ベレー帽は着物との相性が良く、初心者にもおすすめです。

悉皆(しっかい)に出して着物を仕立て直す

悉皆とは、「残らず・すべて」という意味。悉皆屋と呼ばれるお店に依頼すると、着物にまつわることをすべて引き受けてくれます。悉皆屋は着物のお悩みをまとめて聞いてくれる相談窓口のようなイメージで、適切な解決方法を見つけ出し、それぞれの作業のプロである専門家と協力して着物の気になる点を解消してくれる頼もしい存在です。

悉皆では、着物の丸洗いからシミ抜き、洗い張り、肩行や袖丈の寸法直し、染め替えなど着物に関するお悩みのほとんどに対応してくれるため、一部分だけに汚れや傷みがある、明らかにサイズが合わない…など、着てみたいけど諦めてしまっていた、という場合はぜひ相談してみてください。

着物をリメイクして身につける

着物はその生地や柄を活かす形で、普段使いできる小物や洋服にリメイクすることも可能です。

「祖母から譲り受けた着物、どうしても着られないけど、捨てるのはもったいない…」といった方でも、バッグやブックカバーなど、思い入れのある着物を長く使えるアイデアはたくさんあります。ただし、リメイクには時間がかかることがあるので、使う時期が決まっている場合は早めに依頼するようにしましょう。

着物として着るのが難しいと感じたら、洋服へのリメイクを検討するのもおすすめ。ワンピースやコート、シャツ、ブラウス、スカートなど、さまざまな洋服に仕立て直して着続けることができます。

祖母の着物を着る前のチェックポイント

古い着物を着る前には、これから紹介する3つを必ず確認しておきましょう。

汚れや傷みなどのチェック

箪笥にしまってあった着物は、カビや汚れがついていることがあります。目立つ部分は早めにシミ抜きに出すなどしましょう。

また、昔の防虫剤は楠(クスノキ)が原料の樟脳(ショウノウ)が主流で、独特の匂いがします。古い着物は樟脳の匂いがしみついていることも多いため、着る前にチェックしましょう。

サイズのチェック

食生活の欧米化により、現代人は一昔前の日本人と比べてスタイルが良くなりました。そのため、昔の着物は身長や腕のサイズが合わない場合があります。身丈は着付け方で何とかなるにしても、裄丈はごまかせません。寸法直しができる場合もあるので、早めに確認しましょう。

格式をチェック

着物には格式があり、TPOに合ったものを選ばないと失礼になりかねません。譲り受けた着物がどういった格のものか確認しておくことで、どんな場面で着用ができるか具体的にイメージもしやすくなります。判断が難しい場合は、悉皆などの相談をする際に合わせて聞いてみると良いでしょう。

着物には、大きくわけて4つの格があります。

・礼装着(第一礼装)…冠婚葬祭や成人式など、公的な儀式で着るもの。白無垢、黒留袖、大振袖、黒紋付の喪服などがあります。
・略礼装着(準礼装着)…第一礼装の次に格式が高い着物のこと。色留袖や一つ紋の訪問着、振袖など、入学式や結婚式の披露宴などに着用します。
・外出着…応用範囲が広く、少し格の高いものから趣味で着られるものまでさまざま。普段着として楽しめる小紋や、少し改まった装いの無地の紬などがあります。
・普段着、街着、浴衣…外出用として楽しめる着物。生地は絹織物の銘仙から手入れが簡単な木綿まで多種多様です。

祖母から受け継いだ着物を上手に着こなすor仕立て直すなら

譲り受けた着物や思い入れのある着物を素敵に着こなしたいという方は、全国で着付け教室を展開している「きもの着方教室 いち瑠」にご相談ください。

着物の着こなし方だけではなく、歴史や文化も学ぶことができ、着物の深い魅力を知ることができる教室です。

生徒さんを対象に「もったいないきもの相談会」を定期的に開催しており、古い着物の着こなし方や、着物のケア方法などのアドバイスを受けることもできます。

着物の基本を学べる初級コースは1レッスン500円(税込)とプチプライス。90分の無料体験も実施しており、体験には着物や帯などの持ち物も必要ありません。雰囲気を見てから決めたいという方も、ぜひ気軽に体験してみてください。

★いち瑠の無料体験レッスンをもっと詳しく>>

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