リサイクルきものを楽しむ! どんな店で買えばいい?
新品で一式揃えるとなると、なかなか高価なのがきものです。いろいろなきものを気軽に楽しみたいという人には、リサイクルきものがおすすめです。
リサイクルきものはどこで買うことができるのか、どんな点に注意すればいいのでしょうか。
Contents
1.東京には多数のリサイクルきものショップが!
(1)荻窪や西荻窪駅周辺が定番
東京都内には実店鋪を構えているリサイクルきものショップがたくさんあります。特に、高円寺や荻窪・西荻窪駅の近くに多く集まっているようです。このエリアは和の物を揃えた店鋪が非常に多く、若い人に向けたカジュアルなきものの店や可愛い和雑貨店などもあります。休日に、きものを着て掘り出し物を探しに出かけるのもおすすめですよ。
リサイクル店は、商品の入れ替えが頻繁にありますから、マメに通ってチェックすることが大事です。希望を伝えておけば、入荷したときに連絡をくれるところもあります。
(2)アンティーク好きは表参道駅周辺をチェック
特にアンティークきものが欲しいという人は、表参道をチェックしてみましょう。きものだけでなく、和装小物なども揃っており、レトロな風情が好きな人にはたまらないかもしれません。
レトロな魅力がたっぷりのアンティークきものは近年かなり人気があり、新作きものとしても数多く作られています。アンティーク=古いからといって安く手に入るとは限りません。むしろ、新作よりも高いこともありますが、一見の価値はあります。
(3)浅草や原宿は外国人向けのものもあり
外国人観光客が多く訪れる場所では、外国人向けのユニークなきものが見つかります。お土産に買う人もいれば着て観光を楽しむ人も。日本らしい桜柄のきものやカジュアルに着られる浴衣などが外国人に人気があるようです。
2.神社や定期市でも手に入る
実店鋪のほかに、アンティークきものはフリーマーケットなどの市でも買えることがあります。骨董市を開催している神社などものぞいてみましょう。いずれも不定期開催、もしくはひと月に数日しか開店していない店も多いので、事前に下調べをしてから出かけることをおすすめします。
3.ネットショップでも買える
最近では、リサイクルきものを扱うネットショップも増えてきました。独立店鋪のほか、楽天などに出店している店もあります。いちいち店まで足を運ばなくてもたくさんのきものを見られることと、新商品が入ったときや特価品などをいち早くチェックできるので便利です。ショップによって扱うきものに個性があるので、いくつか比較して好きなものを多く取り扱っているショップを見つけましょう。
4.リサイクルきもの購入の注意点
(1)シミや傷に注意しよう
リサイクルきものを購入する際の一番のポイントは、コンディションを確認することです。正絹は保管状態がよければ長く着ることができますが、シミやカビ、傷や刺繍のほつれなどがある場合があります。また、見た目に目立ったシミや傷はないものの、全体的に汚れていたり生地が劣化して弱くなっているケースも少なくありません。
古いきものであればあるほど、そのリスクは高くなりますから、しっかり確認をしましょう。良心的な店鋪であれば、シミや経年劣化の状態などをきちんと記載するか、価格に反映させています。
(2)サイズを確認しよう
仕立てが済んでいるきものなので、サイズが合わない場合があります。すぐに着られるのはメリットですがサイズが合うことが大前提ですし、仕立て直しとなれば、せっかく安くて手に入れてもかえって高いものについてしまいます。リサイクルきものを購入する際には、着られるサイズかどうかを必ずチェックしましょう。
また、帯は作られた時代によって長さが異なる場合があります。たとえば、昭和初期の帯は短めにできていて使いにくいことがあります。自分に合ったサイズを測っておき、購入する前に確認するようにします。
まとめ
リサイクルきものは新品よりも安価で手に入るのがメリットです。特に、きものに興味を持って着付けを習いたいと思っている人におすすめです。リサイクルきもので着付けデビューし、いつか自分で着られるようになったら素敵ですね。