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きもの便利手帳

浴衣を自分で着付けたい!選び方からトラブル対処法まで総まとめ

浴衣の写真

自分で浴衣を着付ける前に、知っておきたい基礎知識

失敗しない!身長・体型・タイプ別の浴衣選び

美しく浴衣を着こなすには、自分に合ったサイズや色・柄の浴衣を選ぶのが大切。
身長や体型など、それぞれのタイプに合った浴衣選びをお教えします。

<身長別>

高身長の方は、柄が大きい浴衣を選べば視線が拡散されます。小柄な方は無地に近いものを選ぶと地味な印象に、大柄なものだと柄が目立ち過ぎてしまうので、小さい柄が入った浴衣がおすすめ。帯については、高身長の方は下に柄があるものを、小柄な方は上に柄があるものを選べば、視線が柄に集まるため身長をカバーしてくれます。

<体型別>

痩せ型の場合、淡い色の浴衣だと全体的にやわらかい雰囲気になります。逆にぽっちゃり型の場合は、着やせ効果がある黒や紺などのダークカラーがおすすめ。帯も同じようなダークカラーを選んで結び方を大きめにすると、帯に視線が分断され、体型が目立ちにくくなります。

<肌の色別>

色白の方は淡い色の浴衣がおすすめ。小麦色の方は原色やちょっとエキゾチックな柄など、個性的な色柄を選ぶと肌の色を引き立ててくれます。

浴衣のサイズの測り方

着物の身丈(みたけ/縦の寸法)は平均で163~165cmとなっており、身長±10cmくらいまでならおはしょりを調整してカバーできるため、自分の身長よりやや長めの方がベターです。

裄丈(ゆきたけ/横の寸法)は仕立て上がりの浴衣の場合、67~68cmが平均的。腕の長い方だと寸足らずな印象になってしまうため、気になる方はご自身の裄丈を測っておき、寸法の合う浴衣を選びましょう。自分で正確な裄丈を測るのは難しいため、身近にいる第三者に測ってもらうとよいでしょう。片腕をまっすぐに伸ばし、首の後ろ付け根の中央にある骨のでっぱりから手首の骨が出ている部分までの長さを測れば、自分の裄丈がわかります。

浴衣と帯の上手な合わせ方

自分に似合うお気に入りの浴衣を見つけたら、それに合った帯を選びましょう。どの色の帯を合わせればいいのか迷ってしまう場合は、浴衣に使われている色の帯を選ぶと簡単にコーディネートができます。
淡い色の浴衣の場合、メインの柄の色と同系色の濃いめの帯を。原色に白い柄の浴衣の場合は、柄と同じ白の帯がおすすめです。
下駄やバッグ、髪飾りなどの小物類も帯と同じ色に合わせると、統一感のある着こなしになります。

浴衣の着付けに掛かる時間と費用は?

プロの着付け師にお願いする場合、平均的な所要時間は20~30分ほどで、早い方であれば10分程度で終わることも。費用は約2,000円前後で、ヘアメイクとのセットの場合は+3,000円程度かかります。ヘアサロンの場合、着付けのみの料金は着付け師に依頼する場合と変わりませんが、ヘアメイクも一緒に依頼するとなると+5,000円以上はかかります。

自分で着付けをする場合、全く初めての方だと1時間以上はかかるでしょう。仮にうまく着付けができたとしても、動いているうちに着崩れしてしまうことも。そうならないためにも、着付けの基礎を学び、浴衣を着たい日までに予行演習をしておくとよいでしょう。

着付けの前の「補正」が大事

浴衣に限らず、着物の着付けの前には体型補正が必要です。補正をすることで着心地が良くなって着崩れを予防できるうえ、着姿を綺麗に見せることができます。
簡単な補正なら、用意するのは補正用のタオルと紐の2つだけでOK。手順は以下の通りです。

1.ヘアメイクが終わってから、着物用の肌着を着ます。

2.ウエストに補正用のタオルを巻き、紐をタオルの上にあてます。

3.紐を後ろに回して交差させ左右を引っ張って締め、左右の紐を持ち替え、再び引っ張って締めます。

4.余った紐を腰に巻いた部分に引っ掛けて、落ちないようにします。

浴衣を自分で着付けよう

浴衣を購入またはレンタルで入手したら、さっそく浴衣を着付けてみましょう。
男女問わず、浴衣を着る際に用意するものは以下のとおりです。

<浴衣の着付けに必要なもの>

浴衣・帯・下駄(痛い方はサンダルでも可)・腰紐(2本)・伊達締め・浴衣用の下着(あらかじめ着用。男性はどちらでも可能)・帯板・タオル・コーリンベルトと着物用クリップ(あれば)

【女性編】自分で浴衣を着付ける手順

1.浴衣の着丈を合わせる(まずは下半身から調整し、左右とも衿先から10cmくらいの部分を持つ)

2.上前(左手で持った方)の幅を確認し、いったん上前を広げて、下前(右手で持った方)を巻き込む

3.上前を戻し、ズレないように右手で押さえる

4.腰紐をウエストで2周巻き、脇で結ぶ(締め具合は指3本入るくらいが目安)

5.おはしょりのしわを取る(後ろ、前の順に整える)

6.衣紋(えもん)を抜く(前の衿を押さえながら、背中の中心を下に引っ張る)

7.衿元を合わせる(のどの窪みより1cm下あたりが目安)

8.胸の下あたりを腰紐かコーリンベルトで留める

9.しわを脇の方へ伸ばす

10.伊達締めを締める

【男性編】自分で浴衣を着付ける手順

1.両手で袖を持ち、左右に引きながら裄(ゆき)をそろえる

2.左右の衿先をそろえ、背縫いが背中の中心にくるようにする

3.腰紐を腰骨の位置にあて、後ろで交差させて、しっかりと引き、前に回して、サイド寄りで結ぶ(残りの紐は胴に巻いた腰紐に挟む)

4.衿合わせをチェック(のどの窪みが見える程度が目安)

5.衣紋をチェックし、帯を腹の位置で締める

男女とも、帯結びについては、浴衣に合わせることが多い
半幅帯の結び方を9種類ご紹介したページ
がありますので、ぜひそちらを参考にしてください。

着付けた後、ずっと浴衣美人でいられるコツ

着付けの最後はここをチェック

着付けが終わったら、キチンと仕上がっているかチェックしましょう。後ろ姿を自分一人でチェックするのが難しい場合は、誰かにチェックしてもらうといいですよ。

<正面>

1.衿の合わせ:のどの窪みがわずかに見えるくらい

2.おはしょり:余分なしわがあるかをチェック。なければOK

3.裾:裾つぼまり(腰から裾に掛けてすぼまったシルエット)になっていればOK

4.上前の長さ:くるぶしが少し見えるくらいの長さになっていればOK

5.袖から下前(交差させた下の部分)が見えていないか

<後ろ姿>

1.背縫い:体の中心に来ていればOK

2.背中:しわがなければOK

3.裾線:くるぶしが少し見えるくらいの長さであればOK

4.裾つぼまりになっているか

<前後共通>

衣紋:こぶし一つ分より少し控えめなくらいに抜けていればOK

美しい浴衣姿をキープ!所作のポイント

浴衣を長時間着ても着崩れしないための所作を知っておきましょう。

・歩くとき:足幅は狭く、ちょこちょこと歩くと裾が乱れずにすみます。歩く際の下駄は鼻緒が太い下駄の方が履きやすく、足の指が痛くなることがありません。

・着ているとき:風が強いときは、荷物は左手に持ち、右手はいつでも裾を押さえられるようにします。

・トイレ:トイレに入る際は裾が床につかないよう、個室に入ったら上前、下前の順番でめくり、裾が落ちないよう帯に挟み込みます。出る際は後姿が乱れていないかチェックしましょう。

浴衣は夏祭りなど、カジュアルな夏イベントに着るためのものですので、それ以外の場で着ることはできません。特に冠婚葬祭で浴衣を着るのはご法度。

扇子を持つなら、涼むために使う「夏扇子」を用意しましょう。夏扇子とは、扇いで涼をとる市販の扇子のこと。扇子には冠婚葬祭用から日本舞踊用までさまざまな種類がありますが、扇ぐために夏扇子以外を使用するのはマナー違反となりますので注意しましょう。

着崩れやトラブルの対処法

浴衣を着ていて「困った!」シーンに遭遇しても慌てずに済むよう、対処法を覚えておきましょう。

・衿が開いて肌着が見えそうなとき…衿をのどのくぼみで合わせ、背中側のおはしょりを掴んで、ぐっと下に引き下げます。

・下駄を履くと足の指が痛くなるとき…出かける前に足の親指と人差し指の付け根に絆創膏を貼っておきましょう。

・裾が落ちてきたとき…おはしょりの下で腰紐を締め直します。

無料体験レッスンで着付けを習ってみよう

今年の夏こそ浴衣を着こなしてお出かけしたい、という方におすすめなのが、きもの着方教室「いち瑠」。基本的な着物の着付けのほか、浴衣の着付けが学べる1day講座など、豊富なカリキュラムが揃っています。

9割の方が初心者だから初めてでも安心して通えますし、着物の着付けだけでなく、着物に関するマナーまで学ぶことができます。着物や帯などが無くても無料でレンタルOK、初めて着付けを習う方向けの初級コースの費用は1レッスン500円(税込)ととっても良心的だから、気軽に着付けを学ぶことが可能です。

全国の教室で「無料体験レッスン」を開催していますから、気になった方はお住いのエリアの教室をチェックしてみてくださいね。

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