きものは、昔の人の生活の知恵や
職人たちの優れた技術を受け継いだ
日本の貴重な伝統衣装です。
それだけでなく、
今もなお多くの人を魅了し続けているのは、
きものを愛する人たちの想いがあるからこそ。
私たちはその想いごと、
未来へつないでいきたいと願っています。
きものは
サスティナブルな
ファッション
きものは、資源の少ない日本がものを大切に引き継ぐための知恵と工夫、技術が残っているサスティナブルな衣裳。環境を保護しつつ日本の伝統文化を受け継いでいくことができる、現代のSDGsの先駆けといえる存在です。
SDGs POINT 01
自然と一体化した制作現場
昔は染色した反物を川で流し洗いする「友禅流し」が一般的でしたが、現在では工場内に設置した人工川で水洗をするなど、環境に配慮した制作方法に変化しています。大切に着ていただくために、そして後世に残していくために。きもののサスティナブルは、現場から始まっています。
SDGs POINT 02
長く着ることができる
きものはそもそも「長い期間着るもの」として作られており、成長や体重の増減に合わせて寸法を調整することができます。保存方法をしっかりと守っていれば、親子代々、3~4世代は引き継ぐことが可能です。
SDGs POINT 03
無駄のない資源の使い方
きものは、洋服のように型紙を使って生地を切り出すのではありません。直線裁断で作られるため、他の衣服と比べて端切れも少なく、ほどけば長方形の反物に戻り、そこからまた新しく仕立て直すことも可能です。
SDGs POINT 04
受け継がれるデザイン
時代において洋服の場合、色・柄・形のデザインに流行があります。しかしきものには、形としてのデザインに変化がなく、柄や色が気に入らなければ、悉皆という技術で自分好みに変えることもできます。祖母が着ていた振袖を、孫が成人式で着ることも珍しくないのです。
SDGs POINT 05
さまざまなものにリメイクできる
きものは羽織や帯、バッグ、日傘、小物などに生まれ変わらせることができます。古くなったから、汚れたからといって捨ててしまうのではなく、違うものに作り変えることでまた新たな活用の場が広がります。
いち瑠のSDGsへの
取り組み
きものは、国連でSDGs(持続可能な開発目標)が定められる前から、当たり前のようにSDGsを体現した存在でした。いち瑠では、きもの文化や日本文化の技術や知恵を学び活用することで、社会をより良い方向に変えながら企業として成長し続けることを目指しています。
現在の参加者数
0 6 0 0 1 名
SDGsを自分ごと化してもらうために、生徒・講師・スタッフ全員参加型のチャレンジ企画を開催。きものを着用して教室に通ったり、もったいないきもの相談会へきものをお持ち込みいただくなど、SDGsにつながる行動を行うごとにスタンプを付与。スタンプを集めるといち瑠で使える500円クーポンがもらえます。
教室の生徒を対象とした、お持ちのきものを活かすための相談会。「きもののお手入れ」を学んだ有資格者がお手入れ・お直し・保管方法や、コーディネートに至るまでご提案します。
- 開催実績
- 12,964回
(2024年1月現在)
いち瑠では、一般財団法人日本和装協会の認定校として、きものの技術と知識を活かす資格制度にも力を入れています。一生ものの着付けの資格を手にすることで、女性の活躍を推進しています。
- 資格取得者数
- 16,721名
(2024年11月現在)
きものの魅力を全国へ発信する大規模なコンテスト「Universal Kimono Award」通称UKAを開催しています。
- 開催実績※予選含む
- 53回
(2024年1月現在)
自由なコーディネート・商品開発
今広く知られているきもののTPOや着付小物のデザインの多くは昭和中期からほとんど変わっていません。きものをもっと自由にmodeに。現代の感性で新たなTPOの提案や商品開発を進めています。
オンライン教室
時間や場所の都合がつかない人はもちろん、ジェンダーフリーで気軽にきものを楽しんでもらえるよう、オンライン教室の開講を進めています。
車椅子振袖着付け
いち瑠の専科(着付師養成クラス)では、車椅子の方にもきものを楽しんでもらえるよう振袖着付け技術とお仕立ての研究を始めています。
SDGs(持続可能な開発目標)とは
SDGs(持続可能な開発目標)とは、世界中すべての人たちにとってより良い世界をつくるために国連で設定された、世界共通の17の目標です。
経済発展だけに取り組むのではなく、環境や社会が抱える問題にバランスよく取り組み、その根本的な解決によって、世界を持続させることを目指しています。