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いち瑠のSDGsへの取り組み Action for SDGs

サスティナブルなきものを扱っていること自体がすでに
SDGsであると言えますが、
いち瑠では、単に着付けや技術の習得だけを
行っているわけではありません。
きものを通じて、日本文化の技術や知恵を学び
活用することこそSDGsにおける大切なことだと考えています。

OUR ACTION 01

SDGs参加
チャレンジ

現在の参加者数

0 4 8 6 8

生徒・講師・スタッフ全員参加型のSDGsチャレンジ企画を開催。
SDGsへの興味関心を高め、自分ごと化してもらうのがねらいです。

SDGsスタンプラリー

賛同いただけた教室の生徒へ、スタンプカードを配布します。
きものを着用して教室に通ったり、もったいないきもの相談会へきものをお持ち込みいただくなど、SDGsにつながる行動を行うごとにスタンプを付与。一定数集めるといち瑠で使える500円クーポンがもらえます。

OUR ACTION 02

もったいない
きもの相談会

開催実績
12,964(2024年1月現在)

教室の生徒を対象とした、お持ちのきものを活かすための相談会。「きもののお手入れ」を学んだ有資格者が、お手入れ・お直し・保管方法や、きものを使ったコーディネートに至るまで、ご要望やお悩みに寄り添い、丁寧にご提案します。

「もったいない」を大切にする

いち瑠に通う多くの生徒が、「持っているきものを活かしたい」という動機で入会されています。
「もったいないきもの相談会」は、そんな気持ちに寄り添い、タンスの整理と悉皆(きもののお手入れ)による活用のアドバイスを行っています。参加された方は、きものの価値をより深く理解し、永く愛用するユーザーになっていただけています。

お手入れからリメイクまで

お持ちのきものを活かしてもらうために、シミやしわのお直しやお手入れの仕方、受講中のカリキュラムに合わせた着方やコーディネート方法など、無料でアドバイスしています。
また、バッグや小物などへのリメイクも可能です。「着られないけど捨てられないきもの」を有効活用できる手段がきっと見つかるはずです。

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参加者の声最新10件

E・Iさん

母の思い出のきものがあり、どうしようか悩んでいたところ一蔵さんで出会った悉皆師さんにシミ・カビ、ほつれなどすべてにわたってアドバイスいただきました。一度は処分を考えていた品がよみがえり、また袖を通すことができ、一番の供養になりました。

K・Nさん

祖母の思い出のきものを着るには着丈が短く、どうすることもできず箪笥の肥やしになっていたのですが、相談会でいろいろとお話をさせていただき、とても素敵な着られるきものになりました。ありがとうございます。

K・Nさん

もったいないきもの相談会で亡き母のきものを見ていただき、どれも価値あるものと知ることができました。母を想い大切に着たいと思います。また私の振袖は娘も着た思い出の品なので、いずれ孫にも引き継げればと、きれいにしていただきました。

R・Mさん

就職祝いにと母の叔父が仕立ててくれたきものと、共布の草履・バッグをお直ししました。短い丈は布足しをして長くし、八掛が少々派手だったので、落ち着いた色に取り替えました。思い出の品を着続けられる嬉しさを感じています。

N・Oさん

母の遺品を整理した時に出てきたきもの。元々は薄い緑色で汚れも少しありましたが、いろいろアドバイスをいただいた上で染め直しをお願いしました。予想以上の素敵な仕上がりと、自分だけのオンリーワンになったことに喜んでいます。

Y・Tさん

母から譲り受けたきものとコートのサイズが小さかったため、ハギ入れのアドバイスをいただき、お直ししました。足りなかった部分に別布を加えて素敵なコートによみがえりました。とてもお気に入りに仕上がり、大満足です。

R・Fさん

結婚の時に叔母さんからいただいたきものを、しばらくそのままに置いてありました。着付け教室に通ってきものが着られるようになってからリメイクをお願いしました。きれいによみがえり、たびたび着用して楽しんでおります。

Kさん

母の訪問着の胴裏のお直しとシミぬきを依頼しました。授業が進むときものへの理解が深まり、また悉皆の方法などを知り、きものは長く着られる作りになっていることに感心しました。 でき上がってきたきものは新品のように綺麗で明るくなり、着て出かけるのが楽しみです。

S・Nさん

母の着物を譲り受けましたが、サイズや臭いが心配でいち瑠に相談しました。洗い張りをして思い出の着物が蘇りました。早く相談したので、今、おでかけに楽しく着られてとてもうれしく思っています。

T・Tさん

曾祖母、祖母から譲り受けた大量の着物を着るために、いち瑠に通い始めました。サイズも素材もバラバラで、どうしたらよいかわかりませんでしたが、もったいないきもの相談会でしっかりと見てもらい、サイズを直したり、帯や襦袢に作り変えて蘇らせることができました。

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OUR ACTION 03

きもの文化を
発信する
イベント

開催実績※予選含む
53(2024年1月現在)

「Universal Kimono Award」通称UKAは、きものの魅力を全国へ発信する大規模なコンテスト。生徒は日頃の活動の成果を、作り手や職人にとっては技術を発表する機会でもあります。

UKAとは

一蔵の創業30周年を記念し、2021年から開催しているきものコンテスト。新作の振袖やきものと併せて、譲り受けたきものを"アップサイクル"したサスティナブルファッションを発表する場でもあります。
きものが持つ多様性とそれを支える職人の技術を、より多くの方に知っていただくことも、当社が積極的に取り組んでいるSDGs活動の一つです。

2022年 
Universal Kimono Award

2022年のテーマは 「きものが持つ多様性」。世代を超えて引き継がれ、時代や個性に合わせてアップサイクルもできるサスティナブルなきものの価値と可能性を、最新トレンドと合わせて発信しました。

2021年 
Universal Kimono Award

30周年を迎えた一蔵が、次の100周年に向けた新たな取り組みとして、グループブランド合同のきものコンテストを初開催。きものが持つ新たな魅力と可能性と共に、日本文化の美しさ・楽しさを発信しました。

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OUR ACTION 04

きもの文化を
伝える講演会

開催実績
11(2024年1月現在)

「きもの×サスティナブル」「きもの文化=SDGs」をテーマに、さまざまなイベントや講演会を行っています。

和装教育 支援活動

2012年度より、中学校の家庭科で和装に関わる学習が必修となりました。従来の浴衣の着方やきものの歴史などの学習に加えて、和の伝統文化を学んだりと、これまで以上に和装教育が重要視されています。
しかし和装の知識が少ない教員も多いため、私たちが和装のプロフェッショナルとして学校現場をサポートし、日本文化と和装の魅力を伝えています。

2023年9月 
いち瑠SDGS講演×京都きもの学院

京都きもの学院の協力の元、日比谷図書文化館コンベンショナルホールでSDGsの講演会を開催いたしました。 時代衣装科講師による平安時代の装い「衣冠(いかん)」「白拍子(しらびょうし)」の着付けをご覧いただきながら、きものの歴史と日本文化について京都きもの学院・安田学院長のお話を伺いました。実際にステージ上で貴重な衣装と着付を見ながら、きものの歴史ときものが持つサスティナブルな特性を学ぶ機会となりました。

2023年9月 
独立行政法人国立青少年教育振興機構

国立オリンピックセンター記念青少年総合センターにて韓国からの交換留学生30名に対して、日本文化についてのレクチャーやきものの特徴・歴史、浴衣の畳み方・着方の授業を行いました。この講座後に交換留学生の方々は、浴衣を着たまま食事をとるなど1日を過ごすことで、きもの文化の魅力を感じていただける取り組みとなりました。

2023年7月 
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの七夕祭にて、浴衣の着付け企画のボランティアに2日間協力。総勢96名の来場者が参加し、いち瑠専科の着付け師が浴衣の着付けを行いました。浴衣を通じて、若い世代の方にきもの文化の魅力を認知いただける取り組みとなりました。

2021年7月 
北海道教育大学 附属旭川中学校

北海道教育大学 附属旭川中学校にて、日本文化を知るきっかけとして浴衣講座を実施。35名の生徒たちが参加しました。男性きもの・女性きものの違いを学んだ後に、講師のレクチャーに合わせて実際に自分で浴衣を着る自装ときものの畳み方にチャレンジしました。

2020年12月 
上尾東中学校(埼玉県上尾市)

上尾東中学校では、オンラインを使った和装講座を実施。きものが着られなくなった理由や産地の状況などを学びながら、文化が残っていくために、若い世代が何をしていけば良いか生徒たちで考えました。きものを目にすること・知ること・楽しむことが大切であることのレポートをいただきました。

2020年9月18日 
港南小学校(東京都港区)

港南小学校では、身近な浴衣を題材に自分で着てみる実技と、文様についての講義を行いました。自分で結んでもらった基本の帯結びを、講師が少し手を加えて次々とアレンジしてゆくと、がらっと雰囲気が変わって歓声も。きものの面白さ・楽しさを知っていただく時間となりました。

2019年8月5日 
「子ども大学SAITAMA」

さいたま市の小学4~6年生を対象とした和装講座を、2018年から複数回実施しています。きものと文化がテーマの座学と、浴衣の着付けを学ぶ実技の2講座を開催。世界に誇れるきものと日本文化への理解が深まるきっかけになることを願い、今後もこのような和装教育支援活動に積極的に取り組んでいきます。

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OUR ACTION 05

きものを
活かす
資格取得制度

着付け認定資格

資格取得者数
12,800名以上(2024年1月現在)

いち瑠では、きものを活かす資格制度に力を入れています。一生ものの資格を手にすることで、女性の活躍を推進しています。

日本和装協会 認定資格とは

一般財団法人日本和装協会の認定資格を取得できる制度をご用意しています。
一生使える技能としてのスキルを身に付けられることはもちろん、自身の着姿や着付けを通して、きものの楽しさ・素晴らしさを伝えることができるように。日本文化の伝承者として認定資格が自信の証となります。

得られる自信と、広がる活躍の場

等級は和装准一級・和装一級・和装師範・和装上級師範があり、特に「和装師範」「和装上級師範」の資格に対応する講座は人気があります。
この二つの資格は、取得すると看板が授与され、着付け教室の開校を目指せるなど、きものに関するさまざまな活躍の場が広がっていきます。

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資格取得者の声最新10件

M・Tさん

「自分で着られるように」という思いから始めた着付け、資格取得で自信につながり、きものへの意識もさらに高まりました。 今後は地域活動や学校などできものを広めるお手伝いをしたいです。

M・Nさん

世界に誇るきもの、伝統文化を守る資格を持つことに意義を感じています。資格取得で講師として仕事をする中で、ひとりでも多くの方に着ていただけるよう伝えてまいります。

N・Hさん

「きもの大好き」から「いろいろ学びたい」が生まれ、自然に資格取得に至りました。現在講師として生徒さんに知識や技術を教えていますが、資格が自分の自信になっています。

N・Tさん

「資格なんて…」と思っていましたが、いざ取得してみると自分に自信が持て、さらにきものを好きになりました。
きもの・資格を通じた出会いや経験のおかげで毎日が充実しています。

E・Oさん

きものは子どもの頃から大好きでした。着られるようになって、ステップアップのため資格を取得。以前よりも前向きになり、何か新しいことを始めたい、と思うようにもなりました。

K・Oさん

資格を取得したことで、自分のこれからの人生に自信を持つことができ、資格に負けない自分であろうと努めています。
そうあることで将来、また大きな機会がやってくると思います。

S・Hさん

きものを素敵に着こなせる女性に憧れて習い始め、一通り着られるようになるとさらに上手に美しく着たいと思い、認定資格を取得。より一層知識や技術が身に付き、自分に自信が持てるようになりました。

H・Kさん

いち瑠で自分が学んできたことを、今度は講師として伝える立場になり早二年。まだまだ勉強することはたくさんありますが、生徒の皆さんと一緒に成長できることに喜びを感じています。

M・Mさん

きものの奥深さや魅力に引き込まれて3年になり、講師として今もなお新しい発見があります。日本人にとって大切な文化である、きものを普段から身近に感じてもらえるものにしたいと思っています。

M・Hさん

最初は自己流でしたが、きれいに着たい、学びたいと思い受講。日本人として日本文化を身に付けたいと思い、資格を取得しました。全国どこでも認められる資格があることは自分にとって役立つものです。

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OUR ACTION 06

悉皆に
関する資格・
社内研修

悉皆に関する資格

資格取得者数
100(2024年1月現在)

きものに対する知識と理解を深め、応用できる社内の人材を育成するため、資格取得の支援や、社内制度の充実にも取り組んでいます。

01 悉皆に関する資格

悉皆に関する資格とは

きもののアフターケアの基礎知識が身に付くスタッフ育成研修です。
お客様に安心してご相談していただくために、きもののお手入れ方法や、汚れへの対処のご提案ができることを目的としています。

研修内容

悉皆専門会社では、きもののアフターケアの基礎知識を身に付ける研修を実施。
実際に、洗い張りや汚れの取り方、寸法直しの様子などを見学したり、講義を受けたりすることで、悉皆に関する知識を深め、適切なお手入れのアドバイスができるスタッフを育成しています。

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02 社内研修

研修の目的

産業基盤を守るためには、作り手を守ることだけではなく、エンドユーザーに伝えるコネクターを育てることも重要です。
それを担うのが社員であり、きものの文化や日本文化、悉皆の技術、仕組みを深く理解してもらうため、さまざまな研修を行っています。
社員自らがきものを好きになり、それを教室で伝えていくことで、きもの業界を活性化させていくのがねらいです。

現場を学び、伝わる知識へ

実際にきものの産地の工房に行き、社員研修を行っています。職人の技術を目の前で見聞きし、きものができる工程を一から知ることで、エンドユーザーに対してより分かりやすく具体的なアドバイスができるように。
また、産地が衰退している現実を知ることで、産地を守る使命感、志を持つ人を育てたいと考えています。

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SDGs(持続可能な開発目標)とは

SDGs(持続可能な開発目標)とは、世界中すべての人たちにとってより良い世界をつくるために国連で設定された、世界共通の17の目標です。
経済発展だけに取り組むのではなく、環境や社会が抱える問題にバランスよく取り組み、その根本的な解決によって、世界を持続させることを目指しています。