きものリメイクの話
2022年6月16日(木)
今日は生徒さんが興味深いお着物を持ってきてくださいました!
ご実家から譲り受けた夏の紬なのですが…
よく見ると、お袖、身頃、衽の部分に別の夏紬を継ぎ足して
一枚のお着物として仕立てていらっしゃいます。
元のお着物を娘さん(生徒さんのお母さま)に譲る際に丈が足りなかったのか
長く大切に着られていて擦り切れてきた分を継ぎ足したのか
そもそも仕立てる際に反物の長さが足りずに別の生地を足したのか…
今となっては真実は闇の中です。
カワ(・∀・)イイ!!
通常、丈が足りずに別の生地を継ぎ足す際には
着用したときに見えないよう、身頃の真ん中あたりに生地を足すの一般的かと思います。
足した生地の柄が生きるよう、継ぎ足した部分をあえて見えるように配置するアイデアからは
「普段のお着物をたくさんお持ち」で「二着のお着物に対する愛情」を感じられて非常に興味深く、
当時の持ち主のストーリーを垣間見ることができます。
まさに! 浪漫☆ですね
どちらのお着物を無駄なく生かした個性的で可愛らしい仕上がりになっています。
受け継がれた生徒さんには、ぜひその思いをも受け継いでいただき
長く長く大切に着ていただきたいなと感じました。
貰ったものの、寸法が合わなかったり汚れていたりで
どうしていいか分からずに箪笥の肥やしにされている方がとても多いです!
教室までお持ちいただけましたら、講師の先生や悉皆のプロへ
ご相談いただくことも可能です。
悩んで放置の前に、まずは相談☆彡
いつでもお待ちしております
もったいない相談会
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