産地を守る!十日町へ行ってきました♪
2019年5月24日(金)
こんにちは。
いち瑠 着方教室 札幌校です
先日、札幌校は新潟県のきもの産地こと
十日町へ勉強も兼ねた旅行、修学旅行に行ってまいりました。
お日柄もよく、本当に旅行日和で自然がいっぱいの十日町は
空気がとっても美味しかったです
まず、駅を降りてからは地元の名産である
『 へぎそば 』 を食べに行きました。
『 名代生そば 由屋 さん 』
岡本太郎さんが愛した名店で、
この看板も直筆だそうですよ!!
へぎそばとは、新潟県魚沼地方発祥の
つなぎに布海苔(ふのり)を使っており、
ヘギという器に盛り付けた切り蕎麦のことを言います。
通常のそばよりもツルッとしたのど越しで
いくらでも食べられちゃうほどです
店内は地元の住民で賑わっていて、
長く地元の方に愛されているんだなぁと感じました。
皆さん、新潟県へ行った際は
是非とも足をお運びください
さて、ランチの後は、きもののお勉強です!
今回は2つの工房にお邪魔させて頂きました。
1つはきもの美人という雑誌で有名な
≪ 青柳 さん ≫
友禅と絞り染めが織り成す作品は
言葉が出ないほど美しいものでした。
もう一つは紬のメーカーで有名な
≪ 勇屋 さん≫
織りならではのあたたかみや、
可愛らしいデザインの奥に秘める意味がとても斬新で面白いです。
青柳さんでは実際に染を行っている職人さんの姿を見ることができ、
また、桶締め絞りという特注の桶を使った絞り染めを見ることも出来ました。
桶は重さ30kgほどあるそうで
90℃以上ある染料の中に5分間も漬けながら染めていく
なんとも過酷な作業を見せて頂きました。
そして、実際に染め体験もさせていただきました。
赤紫の染料にハンカチを漬けていきます。
どんな色になるんだろう
優しい色合いで最終の仕上がりがとても楽しみなものに
その後は振袖の染めの工程も見せていただきました。
少しずつ型紙をずらしつつ、
染料が乾かないように霧吹きで水をかけながら…
これもまた気が遠くなるような細かい作業でした。
続いては工房を移動して勇屋さんへ。
何枚もの板に細かく糸を巻きつけて染めていく先染めの工程では
職人さんが2人で作業をされていました。
冷暖房の無い空間では夏や冬の厳しさが目に浮かびました
写真を撮り忘れるほどに興奮したのは織りの工程です。
(肝心なところを撮り忘れてしまいました…)
女性の職人さんが2台の織り機を巧みに操り、
黙々と織る姿には感動し、言葉が出ませんでした。
今回は2箇所の工房を見学させて頂きましたが、
きものが出来上がるまでの全工程を見れたこと、
どちらも本当に過酷な環境下での細かい手作業ばかりだったこと、
想像以上のものばかりで、本当に貴重な時間となりました。
見て、触れることができるいち瑠の特別講座もとても貴重な体験ですが、
修学旅行はもっともっと濃厚です
次回は6/20、6/21、6/22と全行程1泊2日の
修学旅行 in 金沢 を企画しております。
加賀友禅の工房に加えて、
初めて牛首紬の工房見学に行きますよ😍
一般開放していない工房ですので、いち瑠限定です
金沢は観光地も沢山ございます。
兼六園や金沢城、インスタ映えスポットが沢山の21世紀美術館…
是非とも一緒に初夏の金沢に出かけませんか?
詳しい内容のお問い合わせや
お申込はお気軽にお電話下さい。
また、スタッフへもお声がけくださいね
その他
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