単衣の季節に
2018年6月1日(金)
本日は6月1日、単衣の季節となりました。
暑さに向かう季節、少しでも涼やかな気持ちで
着物をお召しになっていただきたい、
また、周りの方にも涼を届けたいという思いから、
札幌校講師の川又が、このコーディネートをしました。
紗の着物は、本当に透け感がうつくしく、
涼しさと軽やかさが感じられるものなのですが、
写真でお伝えするのが難しい一枚です。
オーガンジーの羽織ものを合わせると、
着姿に軽さがでて、一層素敵ですね。
歌川国芳の浮世絵とともに、広く知られている、
『朝顔に つるべ取られてもらい水』。
この句を読んだ加賀千代女は、江戸時代の俳人で、
1,700あまりの句を読んでいます。
この句にもあるように、彼女の句は朝顔を題材にしたものが多く、
彼女の出身地である石川県白山市は、市の花に朝顔を選んでいます。
そんな彼女の、6月の俳句をひとつ。
『紫陽花に 雫あつめて 朝日かな』
どうぞ、憂鬱な梅雨時期を晴れやかにお過ごしください。
◆今回のコーディネートに使用したもの◆
着物:西陣お召しの紗
帯 :板締めの袋帯
羽織:絹オーガンジー
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