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新宿本校のブログ

もったいない着物相談会

2024年8月25日(日)

今週は「もったいない着物相談会」でした。

 

長年着られず、箪笥(たんす)に保管されていた着物はいざ着ようと思ってもすぐに着られるものではないのです。

長年しまわれていたものは箪笥の保管臭(ほかんしゅう/ほこりの臭い)がしていたり湿気でシミや、最悪カビが生えていたりなんてことも!?

いざ着ようと思っても、そんなトラブルがあって着られないこともあります。

きものを着る前に必ずチェックしてみましょう。

そんな時にプロの「きもの診断士 =悉皆(しっかい)師」の方にみてもらいアドバイスをもらえるというものです。

 

もったいない相談会は30分ごとに時間を区切って予約をしてもらい、一人一人マンツーマンでアドバイスを行います。

 

見てもらいたい着物や帯がたくさんある方は、事前に段ボール箱などに入れて教室へ送っておき、きものの採寸をしたり、しみの有無などを確認してから寸法を変えるのにどうするか・直すのにいくら位かかるのかの見積もりを出して、これから着るか着ないかを判断してゆきます。

 

こちらはお母さまも一緒に相談会にいらっしゃいました。

教室へお送りいただくのは何点でもOKなので、大きな旅行バッグに二つ分!たくさん送っていただきました。

 

 

 

こちらは母娘で通われている初級さん。

おばあさま・お母さまと3代続いた振袖をお持ちいただきました。


せっかくの素敵なお振袖も保管状態が悪く、胴裏が黄変・シミでことになっていました。

押し入れにプラスチックケースで保管されていたとのことで、湿気対策ができていなかったので、悲しいことに。

こちらを直すのにいくら位かかるのかのお見積りを出していただき検討することになりました。

 

きものの保管には湿気・ほこりは大敵です。

桐ダンスは理想ですが、高額ですし、大きいので置く場所にも困りますよね。

そんな時は、こんな便利なものがありますよ。

きもの・襦袢・帯の1セットずつで保管できる、きもの専用の保管袋です。

「きものキーパー」「きものの休息」など商品名はいろいろありますが、これに入れておけば、「湿気よけ・ほこりよけ・防虫」などがしっかりできる優れもの。きもの・帯・長じゅばんをたとう紙に入れてからこのキーパーに入れて、ベッドの下や押し入れの上においておけばOK!

きものの1セットで保管できるので、コーディネートを悩まないし安心です。

大切なお着物を長く着てゆくには、保管方法はちょっと考えてあげましょうね。

 

もったいない着物相談会は、年4回開催していますが、相談会の時でなくても診断ができるスタッフがいる時であれば、アドバスもできます。

次回は10月生の時、11月27日(水)~12月1日(日)にもったいない相談会を行いますので、古いものを大切に受けついで行くために、是非もったいない相談会を活用していただければと思います。

 

 

いち瑠新宿校 タカミ

 

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