【着物でクリスマス】マナー、コーデから防寒対策まで
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クリスマスを着物で楽しむポイント
クリスマスというと「洋」のイメージがありますが、ちょっとした工夫やアレンジを加えることで、着物でも十分にクリスマスを楽しむことができます。
ここでは、クリスマスにぴったりの着物の着付けや着こなしのコツなどをご紹介します。
コーディネートにクリスマスカラーを取り入れる
クリスマスカラーといえば、やっぱり赤と緑。この2色を取り入れることで、クリスマスらしい雰囲気を醸し出すことができます。
具体的には、以下のような部分に取り入れてみましょう。
・半衿
・帯
・帯揚げ
・帯締め
・足袋
赤と緑の組み合わせは若々しすぎると感じる方は、金銀の組み合わせを試してみてください。赤×緑と比べると、少し大人の印象になります。
大人のクリスマスを演出するには、宝石やパールをコーディネートに取り入れるのもおすすめです。
クリスマスモチーフのアイテムを活かす
以下のような箇所にクリスマスモチーフのアイテムを取り入れると、いつもとは違う特別なイベント感を演出することができます。
・帯
クリスマスツリーやサンタクロースなどが描かれた帯。最も目を惹く帯にクリスマスのデザインを取り入れることで、見る人にも特別な気分を楽しんでもらえます。
・帯留め
帯と同様に周りの方からの目線が集まりやすい帯留めは、クリスマスモチーフを取り入れるのにぴったり。サンタクロースやトナカイなど、さまざまな帯留めが売られています。帯留めの代わりにクリスマスツリーのオーナメントやヒイラギの葉っぱを用いるのも、上級者らしさが出せるのでおすすめです。
・簪(かんざし)
華やかなクリスマスパーティーには、金や銀のキラキラした簪がぴったり。ワンポイントでクリスマスらしさを表すことができるので、手軽に取り入れられます。
・半衿
帯や簪のように目立つ部分ではない分、クリスマスモチーフを取り入れやすいのが半衿。白地に刺繍が入るタイプの半衿なら、派手になりすぎずに取り入れることができます。
クリスマスパーティーにあわせて着物を選ぶ
クリスマスパーティーの雰囲気によって、合う着物と合わない着物があります。TPOに合わせて使い分けるようにしましょう。
・訪問着
初めて会う人もいるようなかしこまったパーティーなら、訪問着を選ぶのがよいでしょう。訪問着は、縫い目で途切れることなく一枚の絵のように美しく繋がっている模様(絵羽模様)が特徴。略礼装の中で最も幅広く使用することのできるフォーマルな着物です。
・色無地
色無地は白生地を黒以外の一色で染めた着物で、紋の数によって格式が異なります。五つ紋や三つ紋の色無地は、格の高い略礼装として結婚式や入学式にも使うことのできる着物です。
一方、一つ紋の色無地は、お茶会から結婚式までさまざまな場面で使うことができます。軽いお出かけにも着ることができる便利さから、色無地の中では一つ紋を仕立てる人が多いようです。
フォーマルなパーティーには五つ紋か三つ紋を、カジュアルな集まりには一つ紋を着ていくのがよいでしょう。
・小紋
小紋は名前の通り、全体的に細かい模様の入った着物のこと。ちょっとした外出の際に使われることが多いため、フォーマルな場に着ていくには不向きです。
親しい友達同士でのカジュアルなパーティーであればよいですが、かしこまったパーティーに着ていくのは避けましょう。
防寒対策もしっかり
きれいに着物を着こなしても、寒さ対策が不十分ではせっかくのクリスマスを楽しむことはできません。しっかりと対策をしましょう。
・インナー
保温機能がある冬用のインナーを着ましょう。着物の衿からインナーが見えてしまわないよう、できるだけ胸元が大きく開いているものを選んでください。また、着物は前側の隙間から風が入ってくるため、足元が冷えてしまいます。和装用のタイツやストッキングで、足元も防寒しましょう。
・防寒着
着物用の防寒着には、道行(みちゆき)・羽織・外套(がいとう)などの種類があります。羽織は式典などのフォーマル度が高いシーンを除いて室内でも着ていてOKですが、道行と外套は室内では脱ぐのがマナーですので注意しましょう。
・その他
着物は袖から風が入ってくるため、手元が冷えてしまいがち。腕まで覆うことができるロングタイプの手袋が便利です。
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