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きもの便利手帳

早春にふさわしいきものは?

早春とは、いつからいつを指す?

早春は、読んで字の如く、春の初め、早い春を意味します。地域によってさまざまな違いがありますが、一般に立春から3月の初めまでを指すことが多いようです。冬ではないけれど、春爛漫とまではいかない、微妙な時期。きものの柄は“先取り”を基本とするため、その柄が盛りを過ぎてしまった時期に着るのは避けたいもの。季節の進み具合を見ながら、この時期だけの柄をピタリと決めて、装いを楽しみましょう。

早春にふさわしい柄

冬〜早春に着たい柄

まだ冬に近い、けれども春のきざしが見える。そんな時期に着たいのは、寒い冬を乗り越えて芽吹くふきのとうやぜんまい、寒い冬でも青々とした葉を茂らせる笹など。梅や椿、菜の花、苺などは、この時期から早春の終わりまで着ることができます。

早春〜春に着たい柄

春が待ちきれないこの時期は、きものの柄で春を先取りしましょう。桜、桃、たんぽぽ、すみれ、木蓮などの春の花や、つくし、たけのこ、よもぎといった春の味覚を象徴するモチーフも。これらの蕾がほころんだり、芽吹き始めたりしたら着用のサインです。

早春を彩るおすすめの色合い

寒さはまだ続くものの、新たな門出を迎える春は、もうすぐ。そんな気候と新しい季節への期待感を込めて、若草色、晴れた空のブルー、春の花々や光を表す色でもある黄色など、春をイメージさせる色、春を代表する花である桜や桃の色であるピンク、そして温もりを感じさせる暖色系がおすすめです。これらの色の中でも、パステルカラー、淡く透明感のある色合いを選ぶと、春らしさが表現できます。また、季節感を表すものとして「霞」があります。織りでも染めでも、ぼかしの技術を使った霞のようなグラデーションを取り入れると、いっそう装いを春めかせることができるでしょう。

寒暖差に負けない便利アイテム

春を先取りして楽しむために必要なのは、我慢ではなく知恵と便利アイテム。ウールのコートやケープ、ファーのショールなど、見るからに真冬のような装いはしたくないし、かといって、冬用の肌襦袢や足袋、使い捨てカイロなどで防寒体制を固めると、屋内に入ったとたんに暑過ぎて困ることにもなりかねません。そんなときに便利なのは、着脱可能な、首、足首、手首を温めることができるアイテム。首元は、明るい色合いの薄手のウールやシルクのストールがあると便利です。足首はレッグウォーマー、手首はアームウォーマーを。これらは和装用のものも販売されていますが、きもののシルエットに響かない薄手で、見えても構わない色合いや素材感のもの、そして着脱しやすいものであれば、和装用に限らず便利に使うことができます。日中は温かくても、夕方になると急に冷え冷えとすることも多いこの時期。帰りが遅くなりそうな日は、バッグに入れておくと安心です。

季節のきもの

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