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きもの便利手帳

七五三のお参り、母親の着物の着付け方

七五三の写真

七五三で母親が着るべき着物とは

七五三は子どもの成長に感謝し、これからの健康と成長を氏神様やご先祖さまにお参りする儀式。そんな七五三の主役であるお子様に合わせて「和装」で晴れの日を迎えたいというお母様のために、母親が着るべき着物についてご紹介します。

七五三で母親が着るのにふさわしい着物の種類

着物にはそれぞれ「格」があり、着用する場面に合わせて着物を選ぶ必要があります。
格は大きく分けて「礼装」「準礼装」「盛装」「普段着」の4つがあり、七五三には礼装の次に格の高い「準礼装」がおすすめ。準礼装に適した着物は主に以下の3種類があります。

・訪問着

<おすすめの場面>七五三、結婚式、パーティー、お茶会など
準礼装の中で最も格式が高いのが訪問着。衿と胸の柄がつながっているものが一般的です。
結婚式の参列者として着用する場合は柄が多く華やかなものを選びますが、七五三の場合は控えめな柄でやさしい色味のものを選びましょう。

・付け下げ

<おすすめの場面>七五三、パーティー、卒入学式の付き添い、お茶会など
帯の種類などによって結婚式にも参加可能な、着用場面の多い着物が付け下げ。衿と胸の柄がつながっていないものが一般的です。

・色無地

<おすすめの場面>七五三、卒入学式の付き添い、お茶会など
白生地を1色に染め上げたのが色無地で、柄は入っていません。訪問着や付け下げでは柄選びに悩んでしまう、という方におすすめです。

七五三の着物、母親のマナーや注意点

お子様の成長を家族で祝う七五三。お子様自身の装いはもちろん、お母様自身も着物でコーディネートを楽しみたいですね。
神社やお寺へのお参りという儀式でもある七五三には、大切にしたいマナーや注意点があります。

・主役であるお子様を引き立てるために、ご両親の服装はお子様より格を下げたものにしましょう。

・カジュアルすぎる恰好は避け、入学式や説明会などにも着用できるセミフォーマルな装いにしましょう。

・お子様が和装の場合、母親は和装・洋装どちらでもOKですが、お子様が洋装の場合は母親も和装ではなく洋装にしましょう。

・洋装の場合、襟ぐりが大きく空いたものやミニスカートなど露出の高いものは厳禁。つま先の出ない靴を選びましょう。

七五三の母親が着付けで準備すべきもの

訪問着・付け下げ・色無地を着用する際に必要になる一般的な小物をご紹介します。

・着物
・帯
・帯締め
・帯揚げ
・長襦袢(半衿付き)
・肌着(きものスリップ)
・帯板
・帯枕
・伊達締め2本
・腰紐4~5本
・衿芯
・補正タオル(3枚ほど)
・草履
・足袋
・バッグ(必要な場合)
・重ね衿 (控えめな着物の場合は取り入れても)
・髪飾り(必要な場合)

お店で着付けてもらう場合、お店によっては持ち物に細かい指定があることもあります。事前に渡される注意書きや持ち込みリストを熟読し、当日に備えましょう。

母親のための、七五三に合うヘアスタイル

七五三の髪型は和装・洋装どちらも華美になりすぎず、品のあるスタイルがおすすめ。髪をアップにする際はパーティーのようにトップ位置ではなく、うなじが見えるかどうかという低めの位置で髪をまとめると上品です。
髪の長さと服装ごとに似合うヘアスタイルをまとめました。

・和装の場合

ロングヘア…髪の毛のボリュームが襟足に集まるギブソンタックは、落ち着いた大人の印象で和装におすすめ。「くるりんぱ」の動作を繰り返すことで完成するので、自分でも挑戦しやすいヘアスタイルです。

ショートヘア…ショートの方はそのままで髪全体を整え、前髪を三つ編みにして横に流し、ピンで留めるとスッキリした印象になります。

・洋装の場合

ロングヘア…毛先をコテで巻き、サイドの髪をねじって髪飾りでまとめるハーフアップは、簡単に華やかな雰囲気を出すことができます。

ショートヘア…毛流れをキレイに整えればダウンスタイルでも構いません。トップや後頭部にコテなどを使ってボリュームを出し、前髪はキレイに流すだけで清潔感が出ます。

七五三で祖母が着るべき着物

七五三では、祖父母も一緒にお孫さんの成長を祝うこともあるでしょう。
祖母の七五三での服装は、基本的に母親と合わせるのがマナー。事前にお孫さんのご両親と打ち合わせをして、洋装・和装を決めましょう。
和装なら訪問着・付け下げ・色無地、洋装ならセミフォーマルなセレモニースーツがおすすめです。
母親が訪問着なら祖母は色無地を着るといったように、母親の服装より少し格を下げた装いを意識すると主役であるお子様とご一家を引き立てることができます。

【番外編】七五三のお参り、母親が洋服の場合は?

洋装の場合は、入学式、卒業式などをイメージしたセレモニースーツ・ワンピース・セットアップなどがおすすめです。
お祝いの雰囲気を考慮し、明るめの色を選びましょう。シックなブラックフォーマルを着用する場合は、インナーを明るめの色にしたり、髪飾りなどにパールやゴールドを取り入れたりすると華やかな雰囲気になります。

母親の着物、七五三のおすすめコーディネート

子どもとお揃いにもできる、ピンクの訪問着

小さなお子様に人気の高いピンク色の晴れ着。親子で同じ色を選ぶ場合は、お子様より淡い色、控えめな柄の訪問着がおすすめです。淡いピンクの生地に小花柄、華やかな金彩などが入っている訪問着なら、上品でありながら華やかさも表現できるでしょう。

季節を感じる、秋色の訪問着

七五三は一般的に11月15日の前後1ヶ月間にお参りするもの。季節に合わせて秋らしい色合いの訪問着を着るのも素敵です。落ち着いたオレンジ色で紅葉、淡い黄色でイチョウといった秋の色を表したり、帯や小物に秋色を選ぶのもよいでしょう。

クールに着こなす訪問着

ピンク・黄色などの可愛らしい色味が苦手な場合は、寒色系やくすみのある落ち着いた色合いの着物や小物がおすすめ。たとえば淡いブルーグレーの着物に少し色の濃いパープルの帯揚げを合わせれば、同系色でスッキリと仕上がります。

子どもの着物に合わせた母親の着物の選び方は?

・お子様と同系色の着物を選ぶ場合

たとえばお子様が水色の着物を選んだ場合、お母様はお子様より淡い水色を選ぶと主役が引き立ちます。

・さりげなくお子様とのリンクコーデを楽しみたい場合

着物の色や柄選びが難しいという方も、帯や帯締め・帯留めなどの小物にお子様の着物と同じモチーフを使えば、簡単にリンクコーデが可能。
重ね衿とお子様の着物の色を合わせるなど、色や素材をお揃いにするのも素敵です。

七五三などの伝統的な行事をきっかけに、着物に興味をもたれる方もいらっしゃるかと思います。
七五三以降も、入学式・卒業式・成人式など、着物を着用できる行事は意外と多くあります。でも、毎回着付けやヘアセットの予約を取るのは時間も費用も掛かって大変。この機会に、着物の着付けを習ってみませんか?

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