きもの便利手帳

訪問先で恥をかかないために必要なきものの7つのマナーとは?

マナーやルール

慣れないきものを着ると、マナーやルールを意識してばかりで楽しく過ごせない…と感じる方もいらっしゃるようです。しかし、恥ずかしい思いをしないためにも、訪問先での振る舞いはとても大切。
ここでは、訪問先で役立つきもののマナーをご紹介します。

1.玄関先でのおじぎする際のマナー

玄関先

きものの上に羽織ってきたショールやコートは玄関先で脱ぎ、手荷物と一緒に片手に持つのがおすすめです。衿や袖、立褄などの乱れがないかを確認し、扉を開けていただいた後や案内された後で玄関に入りましょう。

玄関に入ったら、左右どちらかにある上がり框やコンソールテーブルの上に、手荷物をそっと置きます。背筋を伸ばした立ち姿で顎を引いてお辞儀をすると、あいさつがとても上品に見えます。このとき、深々としたお辞儀とまではいかないとしても、相手の方よりも浅くならないように注意してください。

2.和室であいさつする際のマナー

和室

和室のふすまの前に到着したら、跪坐(きざ)で座り、ふすまの開け閉めを行いましょう。跪坐とは、“「跪いて」「座る」こと”。足首を立てた状態のため立ち上がりやすく、座布団の位置まで移動しやすくなります。

座布団は勧められてから使うようにし、座布団に座る前にあいさつするのがマナーです。基本的には、座布団に上がるときも下りるときも踏まないようにし、位置は動かさないように注意しましょう。両手を支えるようにして座布団に“すべり乗る”ようなイメージで座ります。

座布団から立ち上がるときは、跪坐の体勢のように両足のかかとを揃えて立てて、その上にお尻を乗せます。その後、片方の膝を少し立て、立褄を押さえながら右足から立ち上がりましょう。片足ずつ足の運びをつけられれば、スムーズできれいに立ち上がれます。

3.和室での立ち姿のマナー

和室での立ち姿

和室などの室内でも、屋外同様に足を内股気味にして片足を軽く後ろにずらし、背筋を一直線に伸ばした立ち姿が素敵です。慣れた姿勢でなくても、身体の中心に力を入れると立ち姿が魅力的に見えます。

両腕は身体の前で軽く曲げ、自然に重ねます。帯の下あたりで自然に合わせた両手は、きものの柄や袖を引き立たせることにもなります。

4.履物を脱ぐ際のマナー

履物を脱ぐ際のマナー

訪問先に到着したなら、事前に鼻緒から足の指を外して脱ぎやすくしておくと玄関先でスムーズに履き物を脱ぐことができます。その後、両足を揃えて前向きに上がり、上がったら後ろ向きになり、跪坐と同じ体勢でひざをついて屈みましょう。そして、左手で右袖の袂を押さえ袖を引きずらないように注意しながら、右手で草履や履物を揃えます。

帰りに履くときは、片方ずつ草履の前緒に足を滑り込ませて、しっかりと履きましょう。草履や履物を後ろ向きに脱いだり、上がり框に上がるときに足で揃えて脱いでしまうのもマナー違反です。履くときにつま先をトントンと地面にうつのは、草履や履物のつま先に汚れや傷が付着してしまうので避けましょう。

5.正座をする際のマナー

きものを着ているときの和室での振舞いの中でも最も多用するのが「正座」です。跪坐の体勢でしゃがみながら、手で膝の下を軽く押さえるようにし、裾に無駄なシワが入らないように注意しながら前身頃や立褄を重ねるようにします。そのときの両袖の位置は軽く払って身体の両側へ流し、膝の上に載せないようにします。

正座を崩すタイミングもきもの美人でいるためには大切です。座っている時間によっては、しびれてくることもあるかもしれませんが、お呼ばれの席の場合は、せめて乾杯までは崩すのを我慢しましょう。

乾杯が終わって食事が始まったら、行儀が悪くならないように注意しつつ足を崩すことは問題ありません。上半身の姿勢は伸びた状態を維持しつつ、足を崩してリラックスして食事の席を楽しみましょう。

6.椅子に座る際のマナー

椅子に座る際のマナー

立ち上がるときに後ろの裾を踏まないように、座る前に左手をひざの裏に入れ浅く座るのがコツです。帯が潰れて形が崩れないよう、深く座らないよう椅子に腰かけ、背もたれにもたれかからないようにしましょう。

椅子の半分ぐらいにお尻を乗せることを意識すると、座るときも立つときもバランスの取れた振舞い方ができます。

7.お茶やお菓子をいただく際のマナー

お呼ばれする時間にもよりますが、お茶やお茶菓子をいただくときにも、上品さがきものに魅力を添えます。とはいえ、一番リラックスしたい時間でもあるので、緊張せず普段よりも少しだけおしとやかに振舞ってみましょう。

お茶をいただく際には、可能な範囲で利き手に関わらず左手で茶碗を持ちます。右手を茶碗の側面に軽く添えて、口元に持っていき香りを楽しみながらいただきましょう。

お菓子をいただく際は「頂戴します」と一言添えます。和菓子は一口で食べられそうな控えめな大きさであることが珍しくありません。それでも、先方から「一口でどうぞ」などと勧められない限り、添えられている串などで切り分け軽く一口頂きます。空いている逆の手は、お菓子の受け皿にそっと添えましょう。

まとめ

きもの美人になるためには、訪問先での基本的なきもののマナーは覚えておくべきです。マナーは堅苦しいだけのものではなく、和やかな雰囲気を作りだすためにも大切なこと。きものでのお呼ばれ以外でもこうしたマナーが役に立つ場面は多いので、毎日の生活にも少しずつ取り入れてみるのはいかがでしょうか。

 

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