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きもの便利手帳

知ってる?季節ごとの着物の柄

季節ごとにふさわしい着物の柄

春夏秋冬、季節ごとにふさわしい着物の柄とは

春の柄

春の柄は、桜・藤・牡丹(ぼたん)・杜若(かきつばた)・菖蒲などになります。

桜は日本を代表する花の1つであり、花のみがデザイン化されて描かれていれば季節を問わず着用できます。藤は子だくさんの、牡丹は富貴の象徴であり、めでたい柄なので写実的でなければこれもまた通年で着用できます。

夏の柄

なでしこ・あじさい・うり・柳・鉄線(てっせん/キンポウゲ科の落葉蔓植物)・朝顔などが夏の柄となります。

夏は何よりも涼しさを重視するため、色は寒色系か薄色を選び、季節の先取りで秋草をもってくる場合もあります。より涼しさを強調するために、デザイン化された雪の柄を浴衣にちりばめるのも粋なものです。

秋の柄

秋の柄は、萩・桔梗・紅葉・菊・ぶどう・吹き寄せ・ざくろなど。

菊は邪気を払うと言われており、桜と共に描かれたものは春秋柄と呼ばれ、季節を問わず着ることができます。また、紅葉も桜など春の植物と共に描くと通年で着ることができます。

冬の柄

松・椿・梅・橘・南天・竹などが冬の柄です。

松はお祝いごとや縁起の良い事柄の象徴であり、常に青々と緑の葉を絶やさぬことから不老長寿を象徴するものでもあります。椿は早咲き・遅咲きのものもあるため、寒くなり始めてから3月初旬まで着ることができます。梅もまた年明けから本物の梅が咲き始める頃まで長く着られます。

通年着られる柄

・吉祥文様(きっしょうもんよう)

伝統的な文様の中でも特にめでたく縁起のいいものや、動植物をモチーフとしたものを指します。おもに礼装用の柄として用いられ、花嫁衣裳や留袖、訪問着、振袖などに使われます。代表的な松竹梅をはじめとして、鶴・亀・鳳凰(ほうおう)などがあります。

・有職文様(ゆうそくもんよう)

平安時代に中国から渡来し、格式ある文様として日本に定着しました。当時の身分の高い人々、つまり皇族や公家の衣装や調度品の文様として使われていたのが始まりですが、有職文様という呼び名になったのは近世以降。七宝(しっぽう)・亀甲(きっこう)・立涌(たてわく)・青海波(せいがいは)・向い蝶などが代表的な柄となっています。

・植物

桜(花だけを描いたもの)、牡丹(他の柄と組み合わせで抽象的に描かれているもの)、かぼちゃ・ヘチマ・きゅうり・ひょうたん・スイカ・冬瓜(とうがん)など瓜科の植物(ウリ科の植物はほとんど夏の柄だが冬瓜は冬の植物なので)、柳(抽象的に描かれているもの)、紅葉(抽象的に描かれているもの)、菊(日本を代表する植物として知られているため)、吹き寄せ(本来は秋の植物を組み合わせたものをいうが、寄せられる植物によっては通年で着用可能)、ざくろ(子孫繁栄を象徴するめでたい柄)、松、梅、橘、椿(他の物と組み合わせて抽象的に描かれている場合)などの植物は、カッコ内の条件を満たしていれば通年着ることができる柄です。

・動物の柄

千鳥・孔雀・雀・トンボ・唐獅子(からじし)・燕(つばめ)・金魚・鷺・カエルなどの柄は、デザイン化されて抽象的に描かれているものならば通年で着られます。

・幾何学模様

市松(いちまつ)・格子・水玉・縞(しま)・卍(まんじ)つなぎ・三角・麻の葉などの幾何学模様は、帯の模様や小物(帯留め、バッグ、草履など)の使いかたによっては、普段着からおしゃれ着まで幅広く活用できます。

幾何学的な柄としては有職文様もありますが、こちらは元々平安貴族の衣装や調度品に使われていた舶来ものの柄なので、若干格が高くなります。

・器物の柄

鈴・扇・ひょうたん・貝合わせ・貝桶・宝尽くし・楽器といった柄は、季節を問わず通年着ることができます。

お祝いごとや式典に似合う柄

慶事に合う柄は、鶴・扇・梅・亀・亀甲・御所車など。近年は、成人式・結婚式や入学式・卒業式などの特別な場合を除いて着物を着用することが少なくなってきているため、レンタルにしても購入にしても、ほぼ四季を問わず着用できる柄のものが多くなっています。用途を告げて店員さんに相談するとよいでしょう。

着物の柄の種類と選び方

着物の柄の種類って?

着物の柄にはいくつかの種類があり、上で紹介した「吉祥文様」「有職文様」「幾何学模様」のほかに以下のようなものがあります。

・名物裂(めいぶつぎれ)文様

江戸時代初期に中国経由で日本にもたらされた、インドの更紗(さらさ)や東南アジア諸国の染色布に由来する文様のこと。千利休などの著名な茶人が名品と認めた道具である“名物”を包むために好んで用いたところからこの名で呼ばれています。荒磯(あらいそ)・有栖川(ありすがわ)・鶏頭(けいとう)などがあります。

また、植物の柄や動物の柄以外に、以下のようなさまざまなものがモチーフにされています。

・自然の柄

雪・稲妻(いなずま)・星・ 霞(かすみ)・雨・雲・水などの柄を指します。デザイン性の高いものは通年着られますが、写実的に描かれている場合、雪は冬・稲妻は夏・星は秋・霞は春・雨は夏・水は夏に着るものとされています。

・風景の柄

海賦(かいぶ/波・貝・水鳥・松などを配置し、浜辺の風景を描いたデザイン)・遠山・武蔵野・楼閣・茶屋辻(江戸時代の染色方法のひとつである「茶屋染め」で染められた麻の単衣の着物)・橋などがあります。

・物語の柄

源氏物語・源氏香(げんじこう/数種類の香りを聞き分ける(嗅ぎ分ける)遊び「組香」で用いられる図案の一種)・八橋(流水・橋・杜若(かきつばた)が描かれた柄)の3種類の柄が代表的。最後の八橋のみ、5月から6月初旬と着る季節を選びます。

・正倉院文様

東大寺の正倉院に納められた宝物に由来する文様のこと。花喰鳥・ぶどう唐草・宝相華(ほうそうげ/牡丹や芙蓉などの美しい部分だけを組み合わせて作った空想上の花)などがあります。

・光琳文様

江戸時代の画家、尾形光琳の画風に基づいた文様を指します。光琳の梅・松・菊・紅葉・水・杜若(かきつばた)など。大胆なデフォルメと強弱のある柔らかな線で描かれたもので、江戸時代中期に大流行しました。

どんな時にどんな柄を着るべき?

柄には季節感のあるものとないものがあります。季節感のある柄で重要なのは“季節を先取りする”ということ。例えば桜柄の場合、満開の柄であれば実際に満開になる半月ほど前のつぼみの時期に着用するのが粋だとされています。

通年で着られる柄は、着て行く場所に合わせて選んだり、集まりの目的や趣旨に合わせて選ぶとよいでしょう。祝いの席ならめでたい意味合いの柄を、歌舞伎などのお芝居を見に行くときは内容にちなんだモチーフを選ぶとお洒落です。

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