きもの便利手帳

きものは季節ごとに種類があるって知っていますか?

どんな小物を合わせればいいのか

季節によって着る洋服が変わるように、きものも季節によって着る種類が変わります。そこでここでは、どの季節にどんなきものを着るのか、どんな小物を合わせればいいのかをご紹介します。

1.季節別にきものの種類をご紹介

袷

秋から冬、春にかけて着るきものは、裏地がついた「袷(あわせ)」と呼ばれる種類のもの。冬から初春にかけての肌寒い時期は、これに羽織やコート、ショールなどの防寒具を合わせて寒さをしのぎます。
防寒具の中でも、長羽織は人気のアイテムのひとつ。羽織は洋服でいうとカーディガンに近い位置づけで、室内でも脱ぐ必要がなく便利です。

セレモニーにふさわしい装い

春は、セレモニーが多い季節。そんな場にでるときには、セレモニーにふさわしいきものを着るのがルールです。そんなときにおすすめなのが、訪問着。改まった席でも着ることができる華やかなきものです。また、柄の入っていない色無地もセレモニーにふさわしい装いになります。

単衣

6月や9月などの季節の変わり目には、裏地がない「単衣(ひとえ)」という種類のきものを着ます。裏地がないので、軽く、涼しく着られるのが単衣の特徴。かごバッグと合わせると、見た目も涼やかで素敵です。
7~8月は、透け感のある絽や紗のきものや、麻のきものを着ます。また、綿紅梅や阿波しじらなどの浴衣をきものとして着る人も。浴衣としても着られるものは自宅でも気軽に洗えるので、汗が気になる人にも安心。

2.きもの以外にも季節によって異なる!?

(1)帯

帯

きものと合わせる帯も、季節によってルールがあります。
ポイントは、「裏地がついているものは、袷のきものに合わせる」「透け感があるものは夏用」「季節を感じさせる柄が入っているものは、その季節に締める」「季節感がない柄はいつ締めても大丈夫」の4つ。
この4つを抑えれば、季節を大きく外した種類の帯を選んでしまうことはまずないでしょう。

(2)帯揚げ

帯揚げ

帯揚げも季節に合った種類のものを選ぶとこなれた着こなしになります。透け感ある絽や紗の帯揚げは夏きものに合わせると涼しげに。また、季節感ある模様が入っているものは、その季節に合わせて使うといいですよ。

(3)帯締め

帯締め

きもの全体の印象を大きく左右することもあるアイテム、帯締め。季節に合わせて使い分けると、きもの姿の印象もアップします。 袷のきものには、しっかり編まれた帯締めを使います。

カジュアルなきものであれば、中に糸や綿をつめた「丸ぐけ」の帯締めを合わせても可愛いですよ。ぽってりとした形の丸ぐけは、レトロな雰囲気のきものにもよく合います。
夏の帯締めは、やや粗く編んだ涼しげな印象のものを選ぶのが基本。三分紐というやや細めの帯締めを選べば、帯留を合わせることも可能です。貝殻などの夏らしい帯留と合わせると、涼しげな印象もアップ。夏らしい着こなしをすることができます。

(4)半衿(はんえり)

半衿

半衿の多くは1年中使えます。刺繍が入ったものやレースやビーズを使ったものも、通年使って大丈夫。きものに合わせて、好きなものを選んでおしゃれを楽しんでください。
ただし、絽や紗の半襟は夏限定です。絽と紗はどちらも透け感のある生地で、絽は横方向に縞模様ができるのが特徴。紗は全体的に格子状の模様ができた、うっすら向こうが透けるのが特徴です。絽も紗も夏素材であるため、夏のきものに合わせるのがルール。
また、柄にも注意が必要です。季節感ある柄が入っているものはその柄の季節に合わせて使いましょう。たとえば梅の柄が入っているものは早春に、秋草模様が入っているものは秋に、クリスマス柄が入っているものはクリスマスシーズンに使うのがお約束です。

(5)長襦袢

長襦袢

きものの下に着る長襦袢にも季節のルールがあります。

春・秋・冬……袷の長襦袢を着用します。胴体部分には胴裏と呼ばれる裏地をつけます。袖も裏地をつけますが、裏地には表地と同じ生地を使います。表地と同じ生地を使って裏地をつけた袖を「無双袖」と呼びます。正絹やポリエステルなどの素材が使用されます。

6月、9月……単衣のきものを着る時期は、長襦袢も単衣仕立てのものを着ます。
単衣の長襦袢では、胴体部分には裏地はつきません。袖は裏地をつけないものか、もしくは袖口などきものを着たときにちらりと見えてしまう部分だけに裏をつけた「半無双袖」と呼ばれる袖にします。袷同様、正絹やポリエステルなどが使われます。

盛夏……夏用の絽や紗のきものを着るときには、絽や紗、麻などの薄く涼しい生地で仕立てた薄物の長襦袢を着用します。
最近は冬も気温が高くなる傾向があります。そのため、きものを着る人の中には長襦袢で 温度調整をする人も少なくありません。たとえば、少し温かくなってきた時期には単衣の長襦袢に無双袖を合わせたものを着用したり、5月頃からもう涼しい麻の長襦袢を合わせたりすることもあります。
本来のルールを理解した上で、着用するときの気候に合わせて臨機応変に襦袢を選ぶといいでしょう。

まとめ

きものや小物についての季節ごとの種類のルールを簡単にご説明しました。きもの初心者の方にとってはきもののルールはややこしそうに思えるかもしれませんが、季節感を重視して考えるとわかりやすくなるのではないでしょうか。季節感を意識しながら、ぜひ、気軽にきものを楽しんでくださいね。

 

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